2012年10月4日木曜日

Koboリーダー、使ってます

Nexus 7が出たとか(でも家電量販店にはまだ出回っていないみたい)、iPad miniの発表はもうすぐとか、Kindleの日本語版が出るぞ出るぞもう出るぞとか、タブレット端末の話題が多く、ガジェット好きの私としては心わきたつ思いでいます。そうだ私はkoboリーダーを持っていたんだと思い出し、改めて何冊か買って読んでみました。発売後早々に買ってはみたものの欲しい本がなかなか見つからなくて、愛用するには至っていませんでした。今回使ってみて、改めて液晶の電子ブックリーダーって便利だわと思いました。

なにせ軽いです。185gだそう。だいたい新書1冊分の重さです。片手で持て、ページを繰るのも簡単です。字の大きさを好きな大きさに変えられますから、老眼鏡は要りません。明るい部屋で読む分には十分です。暗い部屋になると他に光源が必要です。LEDの小さなブックライトがあれば十分なのですが、その分重くなるのが難点です。画面が光ればどんなに便利かと思います。(というわけでKindle Paperwhiteをとても楽しみにしています)

「この本があとどれだけ」という情報がないと本は楽しめない、だから電子ブックはダメという意見もあるようですが、本を出す側は気にせずどんどん電子化してくださればと思います。紙の本に対する愛情はわかるのですが(私も本は大好きですが)、電子本は「ああこんなに買っちゃった。また整理が大変」と罪悪感を持つことなしに買えるのでありがたいのです。自炊に乗り出すまでの本箱は大変でした。電子本はどこまで進んだかがパーセントで出たり数値で出たりするので、私はさほど不便を感じません。「ああもうこの本もおしまい、読み終えるのが惜しい」という気持ちも十分味わえます。

電子化本で便利なのが注釈の参照機能です。注釈が多い本の場合、電子本だとポップアップ機能があれば便利だろうなあと思っていたところ、先日買った『目からハム』(田丸 公美子・著)が注釈の入った本でした。本文の注釈部分をタップすると、注釈の内容がポップアップされます。液晶リーダーだからでしょうか、少々動作が遅いのですが、ありがたい機能です。




あとはルビです。ルビが振ってある本のルビが小さくて、既に読み方を知っているルビしか読めません(ルビの意味がない)。ルビをちゃんと見たければ本文のフォントを大きくすればよいのですが、あまりフォントを大きくしてしまうと1ページに表示される文字数が減って、しょっちゅうページを繰らなければなりません。液晶リーダーはページが切り替わるのが遅いので、これはこれでストレスがかかります。タップ部分だけ拡大できるルーペ機能があれば便利だなあと思うのですが、表示の遅い液晶では無理なのかしら。

Koboのショップは、相変わらずうまく使えません。今のところはAmazonとか他で探してみて、読んでみたい本が見つかればKoboショップでタイトルで検索してコンテンツを買うようにしています。Amazonはデータが蓄積されていて、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」とか読者レビューで「この本もいい」と紹介されていたりするのでこれが参考になることも多く、日本語版Kindleが出れば一も二もなくAmazonで買ってしまうのではないかと思っています。

仕事以外ではあまりしないのですが、あとで参照したい箇所をマークしたりメモをしたりする機能はどうなっているのかしらと思って試したところ、本文のマークしたい箇所をタップすれば、ハイライト表示やコメント追加ができることがわかりました。ハイライト表示をさせたところを一覧表示したり、そこにジャンプしたりする機能もあるのが助かります。この抜き書きリストの機能は、なかなか使えそうです。ただこれもiPhone/iPadのようなレスポンスを期待するとダメで、忍耐また忍耐です。

本を探すのはKoboだけでは完結しないのですが、本を読む道具ということでは十分立派な選択肢だよなと思ったのでした。手軽に楽しく読めるのがありがたいです。これからは出版点数の勝負になるのでしょうね。今後数年のうちに電子本市場が充実して、新刊はほとんど電子版で出るようになってくれれば、すごくありがたいのですが。

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